2016年夏季五輪招致を目指すブラジルのリオデジャネイロに対する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査が29日に始まり、大会のビジョンやコンセプト、競技と会場、選手村、宿泊、輸送などのテーマごとに招致委員会が開催計画を説明した。シカゴ、東京に続く3都市目の訪問。

 記者会見したパエス市長は「答えられない質問はなかった」と手応えを示し、ヌズマン招致委会長も「順調な第1日だった」と述べた。カブラル・リオデジャネイロ州知事は「シカゴもマドリードも東京も五輪開催は有益だろうが、リオほど大きな恩恵を受ける都市はない」と話した。

 4日間の調査は30日も会議形式で行われ、夜の公式ディナーにはルラ大統領やサッカーの「王様」ペレ氏も出席する。