NBAで日本人として初めてプレーした田臥勇太(28=リンク栃木)が、再びNBAに挑戦することが29日、分かった。6月10日開幕の東アジア選手権(愛知県小牧市)など男子日本代表としての活動は辞退した。日本協会が30日、東京都内で記者会見して明らかにする。

 関係者によると、田臥は近く渡米し、サマーリーグなどへの参加を視野に入れて活動するとみられる。田臥はことし、3年ぶりに日本代表候補に選ばれたが、NBA復帰に向けて「オファーがあれば行きたい気持ちは変わらない」などと話していた。

 身長173センチのガードの田臥は、2004年11月にサンズの一員としてNBAにデビューしたが、約1カ月で解雇された。その後も復帰を目指してNBA下部のデベロップメントリーグなどでプレー。昨年8月、リンク栃木と契約して日本リーグに戻ったが、海外からオファーがあった場合は移籍できる契約内容となっていた。