世界選手権(8月、ベルリン)女子マラソン代表の渋井陽子(30=三井住友海上)が28日、約1カ月の米国合宿を終えて帰国した。北島康介ら競泳選手も合宿を張ったアリゾナ州フラッグスタッフで初の合宿。4月に左太もも裏痛が発生し、約1カ月間、走れない時期を乗り越えての再始動に「何とか普通に走れる状態になってきた」と回復を実感していた。初体験だった合宿地も「他の人に1日10人も会わなかった。何もない場所。毎日、山と会話する感じだった(笑い)」と集中できる環境で好感触をつかんだ。