ドイツで発刊されている国際スポーツ情報誌「スポーツインターン」は1日、国際オリンピック委員会(IOC)が2016年夏季五輪招致を目指す4都市の評価報告書を2日に公表するのに先立ち、独自の評価結果を発表し、東京が最高位にランクされた。

 数字が少ない方が高評価となる6段階評価で、東京は1・94の評価を受け、マドリードの2・32、シカゴの2・53、リオデジャネイロの2・87を引き離した。同誌は「事実と数字だけで決めるのであれば、候補は東京とマドリードに絞られる」と論じた。

 スポーツインターンは8人の専門家に各都市の開催能力をIOCと同じ17項目で評価してもらい、東京は財政、安全、宿泊施設、テクノロジーなどで高く評価された。8人の評価者にはIOC委員、マーケティング専門家、メディア関係者などが含まれているという。

 16年五輪の開催都市は10月2日のIOC総会(コペンハーゲン)で、IOC委員の投票により決定する。