日本オリンピック委員会(JOC)の市原則之専務理事は4日、夏冬合わせて計7度五輪に出場した橋本聖子参院議員(44)を理事に起用してバンクーバー冬季五輪の日本選手団の団長就任を求めるという、JOCの方針を明らかにした。団長就任は15日前後に正式に決まるという。

 1992年アルベールビル冬季五輪のスピードスケート女子1500メートル銅メダリストの橋本氏は現在外務副大臣で公益法人の役職を兼務できないため、日本スケート連盟の会長職を休職している。しかし政権交代により副大臣を外れれば、同連盟会長に復帰する。

 市原専務理事は「五輪の申し子のような人だし、われわれとしてもぜひやってもらいたい。五輪に向けて勢いがつく」と話した。