<ショートトラック・全日本距離別選手権>◇2日目◇6日◇山梨県小瀬スポーツ公園アイスアリーナ

 来年のバンクーバー五輪代表第1次選考会を兼ねて行われ、女子1000メートルは桜井美馬(20=早大)が制し、5日の500、1500メートルに続く3冠で、完全優勝を果たした。予選こそ危なげなく勝ち上がったが、続く準々決勝以降は苦戦続き。その中での優勝に、開口一番「危なかったですね」と苦笑した。それでも「あこがれの神野(由佳)さんと同じ3冠ができてうれしい。(同じく五輪代表選考会となる12月の)全日本選手権でも3冠、(今大会にはない3000メートルを含めた)4冠を取りたい。全部優勝したい」と、力強く話した。

 男子1000メートルは高御堂雄三(21=トヨタ自動車)が大会新で制した。また大会後には年内に行われるW杯の代表男女各6人が発表され、5大会連続五輪出場を狙う寺尾悟(34=トヨタ自動車)は外れた。