<フィギュアスケート:中部選手権>◇27日◇愛知・長久手町、愛・地球博記念公園アイススケート場

 男子フリーは、昨年GPファイナルで2位となった小塚崇彦(20=トヨタ自動車)が、141・62点をマークし、前日26日のショートプログラム(SP)との合計224・97点で優勝した。布袋寅泰が演奏する「ギター・コンチェルト」に乗り、冒頭で4回転トーループに挑戦したが失敗。その後も3回転半が1回転半にとどまるなど、ジャンプの失敗が相次いだ。それでも今季重点を置いている表現力を示す5項目の得点では、すべて7点台と高得点をそろえ、SPでつくった2位との10点以上の差を守りきった。バンクーバー五輪シーズンとなる今季初戦を振り返り「五輪はスケートを始めたころからの夢。その舞台に立てるように、毎試合ちゃんとした演技をしたい」と、気を引き締め直していた。