競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは16日、今季多くの好記録が出た要因とされるラバー製などの新型高速水着が来年から禁止される影響について「タイムは変わるだろうが(今季と比べて)そんなに下がらないと思う。1、2年で(現在の)記録は破られるのではないか」との見通しを示した。

 国際水連が来年1月に導入する新規定では、素材は織物のみとなり、体を覆う範囲は男子はへそからひざまで、女子は首や肩を覆わずにひざまでとなる。ことしの世界選手権男子200メートル背泳ぎ銀メダリストの入江陵介(近大)は「うれしい。これで水着問題が収まるし、どんな記録が出るかわくわく感はある。いいタイムを出す自信はある」と話した。