バンクーバー冬季パラリンピックの聖火リレーが10日(日本時間11日)、バンクーバーで始まり、12日(同13日)の開幕に向けたムードが徐々に高まった。

 3日にカナダの首都オタワで始まった聖火リレーは8日目。この日の朝、先住民によって採火された聖火は車いすカーリング会場に隣接する公園内に運ばれ、多くの地元住民が詰め掛けるなか、22人がリレーした。

 北京パラリンピック開会式でカナダの旗手を務めた全盲の競泳男子選手、ドノバン・ティルデズリーはつえで進路の安全を確かめながら走り「200メートルの間だったが、聖火は重く感じた」と感慨深げに話した。