日本オリンピック委員会(JOC)は27日、各競技団体の強化担当者を集めたコーチ会議を東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで開き、上村春樹選手強化本部長は東京の招致が失敗した2016年リオデジャネイロ五輪で「金メダル世界3位の目標を変えるつもりはない」と明言した。

 そのため12年ロンドン五輪で世界5位を目指し、金メダル9個で世界8位の北京五輪からは「だいたい倍増。16個から18個取りたい」と具体的な数値を挙げた。北京五輪で優勝種目のあった柔道やレスリング、水泳のほかに「ソフトボールや野球がなくなるため、プラスアルファが必要。体操や女子マラソンのほかカヌーやフェンシングも期待している」と話した。