南アフリカ・オリンピック委員会のサム会長は27日、2020年夏季五輪招致について「サッカーのワールドカップ(W杯)を成功裏に開催できるかが極めて重要になる」と述べ、W杯で開催能力が国際的に認められれば立候補するとの考えをあらためて示した。

 サム会長はまた、W杯で開催国の南アフリカが1次リーグを突破できるかも国民の盛り上がりに影響するとし「1次リーグはメキシコ、フランス、ウルグアイと同組で大変厳しいが、国民のサポートを得るためにも最低でも決勝トーナメント進出が必要だ」と語った。

 日本も立候補を検討している20年五輪招致では、アフリカ初の開催を目指す南アの動向が注目されており、ダーバンが立候補都市として有力視されている。