2012年ロンドン五輪や14年ソチ五輪でのメダル増産を目指し、文部科学省が有望な競技種目を特別支援する「マルチ・サポート事業」で、スポーツ界の有識者により構成される「アドバイザリーボード」の設置を決めたことが11日、分かった。ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏や、バレーボール元米国代表のヨーコ・ゼッターランドさんらがアドバイザーに起用される。

 同事業は10年度予算で前年度比6倍の約19億円に増額され、17種目を支援する。日本オリンピック委員会(JOC)の市原則之専務理事、上村春樹選手強化本部長らもメンバーに加わり、強化策で文科省と連携を図る。