<競泳:欧州GPカネ大会>◇初日◇12日◇フランス・カネ

 欧州GPは9日間で地中海沿岸の3都市を回り、計6日間レースを行う。リラックスした雰囲気とはいえ、全3大会出場の選手には疲労の色も目立つ。北島康介(日本コカ・コーラ)も「ひざも肩も悲鳴を上げている」という状態の中で、100メートル決勝に臨んだ。

 9~16位決定レースに回った50メートルは棄権し、100メートルに集中した。スタート台は「うまくけれない」といい、思うようには飛び出せなかったが、後半は力みなく伸びた。この3大会で徐々に記録を上げ「無理やりに泳ぐ感じはなかった」と手応えを口にした。最終日の13日は、記録が伸びていない200メートル。「ラストだと思って頑張る」と気合を入れた。