射撃世界選手権(ミュンヘン)で2冠を制し、日本のロンドン五輪決定第1号の松田知幸(34=神奈川県警)が11日、都内で行われたスポーツ振興基金助成対象者の認定式に出席した。「今後、ますます精進に励みます。射撃はマイナー競技なので、いろいろな方に支えられている。恩返しできたらいいなと思います」と話した。

 今年4月1日時点での成績によるため、松田は月額10万円支給のJOC強化指定選手エリートBに認定された。3カ月ごとに競技成績によって見直しがあるため、2冠制覇で10月からは月額20万円のエリートAに昇格する見込みだ。本年度は523人の指導者、選手が助成の対象、2人が海外研さん活動を行い、日本スポーツ振興基金から過去最高の5億4895万6000円が支給される。

 また、バンクーバー五輪のフィギュアスケートで銀メダルの浅田真央(19)と銅メダルの高橋大輔(24)がJOCスポーツ賞の表彰式に出席した。