<競泳:パンパシフィック選手権>◇最終日◇22日◇米カリフォルニア州ロングビーチ

 オープンウオーター女子10キロは過酷なレースとなった。海水温が低く、貴田裕美(ALSOK群馬)は「泳いでいて震えてしまった」。キックを多めに打って脈を上げようとしたが、思うようにはいかず、最下位でゴール。クリームを塗るなどの保温対策が不十分で「まだ経験がない」と淡々と振り返った。

 男子平泳ぎで2冠に輝いた北島(日本コカ・コーラ)も応援に駆けつけた。レース後、北島から「頑張ったよ」とねぎらいの言葉をかけられた25歳は「厳しいレースだったけど、ロンドン五輪を狙いたい気持ちはある」と前向きに話した。