女子テニスの日本の第一人者で28日に40歳となるクルム伊達公子(エステティックTBC)が、広州アジア大会の代表に選出されることが22日、分かった。男子の錦織圭(ソニー)は代表入りを辞退した。

 クルム伊達のアジア大会出場はシングルスで優勝した1994年広島大会以来で、国際総合大会は96年アトランタ五輪に出場して以来。日本テニス協会は24日の常務理事会で男女の代表を正式に決定する。

 クルム伊達は96年に引退し、2008年に現役復帰。09年からは本格的な海外ツアー参戦を再開し、20日付の最新世界ランキングは日本勢最上位の51位につけている。ことしは国別対抗戦のフェド杯に出場し、日本代表で14年ぶりにプレーした。