<アジア大会:競泳>◇男子50メートル平泳ぎなど◇14日◇中国・広州

 競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(47)が中国の底力に舌を巻いた。この日は6種目中、金メダルを1つもとれず、逆に中国に5個も献上した。特に金メダルを計算していた男子100メートルバタフライで藤井拓郎が銀メダル、男子50メートル平泳ぎでも立石諒が銀メダル、北島康介は4位に終わった。同コーチは「中国はフィジカルの強さ、スタートのうまさ、筋力の強さがある。さらに海外で優秀なコーチに教わり、それは脅威ですよ」と強さを分析。それでも「正直、中国は強いが、その中でも力を出せるようにしたい」と打倒への思いは強くした。