フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、フランス杯の上位選手によるエキシビションが28日、パリで行われ、GP2連勝を飾った男子の小塚崇彦(トヨタ自動車)や女子5位の浅田真央(中京大)が華麗な滑りで会場を埋めた観客を盛り上げた。

 小塚はラフな服装で帽子も使用したユニークな演目を披露。ショートプログラム(SP)、フリーともに1位の完全優勝でファイナル(12月・北京)進出を果たして「たくさんの人におめでとうと声をかけられて優勝を実感した。ファイナルは気を引き締めていきたい」と意気込んだ。

 浅田は白いドレスの衣装に身を包み、ショパンの音色に乗りながらしっとりとした滑りで魅了した。不本意な演技が続き、2戦連続で表彰台を逃す屈辱に「これも一つの経験。次は繰り返したくない」と話した。