<W杯スキー:ジャンプ>◇個人第22戦◇11日◇ノルウェー・ビケルスン(HS225メートル、K点195メートル)

 予選免除のヨハンレメン・エベンセン(ノルウェー)が公式練習で246・5メートルの世界最長記録をマークした。

 ビケルスンが改修によって世界最大のジャンプ台になってからW杯を初開催。エベンセンが1回目の公式練習で243メートルの世界最長記録を樹立し、2回目を休んだ後の3回目にさらに3・5メートルも記録を更新した。

 従来の記録はこれまで世界最大だったスロベニアのプラニツァでロメレン(ノルウェー)が出した239メートル。エベンセンは滑らかな飛び出しから、ぴたりと空中姿勢を決めて伸びた。「世界記録を出すのは小さいころからの夢。いつもと同じ飛躍を心掛けたが、信じられない結果が出た」と何度も両手を突き上げて喜んだ。