国際オリンピック委員会(IOC)が08年に導入したドーピング違反にかかわる五輪出場資格規定について、IOCは27日、五輪出場可否の判断をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に求めることで米国オリンピック委員会(USOC)と合意したと発表した。IOCは、ドーピングで6カ月以上の資格停止処分を受けた選手は次の五輪に出場できないと規定。昨年、1年9カ月の資格停止処分を受けた北京五輪陸上男子400メートルの金メダリスト、ラショーン・メリット(米国)が来年のロンドン五輪に出場できるかはCASが判断することになった。