<ラグビー:アジア5カ国対抗>◇13日◇ドバイ

 日本はUAEに111-0と大勝し、3戦全勝の勝ち点18で大会4連覇が決まった。この試合に限り、東日本大震災や原発事故で被害を受けている福島県出身のロック大野均(33=東芝)が主将を務めた。

 FW陣で最年長となる33歳のベテラン、大野は「チームのキーワードである我慢を念頭に置いた」と試合に臨み、前半22分にトライを挙げるなど大勝に貢献した。

 1試合限定で主将に指名された意味を十分に自覚していた。「震災の被害に苦しむ福島県、そして日本の皆さんへ勇気を届けようと選手それぞれが戦った」とチームの思いを代弁した。