アジア5カ国対抗を4連覇したラグビー日本代表が23日、成田空港着の航空機で帰国した。4月の香港戦から4カ国を渡り歩いて1カ月の遠征を終了。今月13日のUAE戦でゲーム主将を務めたロック大野均(33=東芝)は、「1カ月、移動して厳しい中やってきた。この1カ月でチームが団結することができた」と、チーム力アップを実感していた。

 大会は4戦全勝だったが、香港戦では格下相手に細かいミスも出て、3トライを奪われた。強豪がそろう7月のパシフィック・ネーションズカップは、W杯(9月9日開幕、ニュージーランド)に向けた重要な前哨戦になる。フランカー菊谷崇主将(31=トヨタ自動車)は「ここで結果を出して、W杯に向けて自信を持つ材料にしたい」と気を引き締めていた。チームは1週間の休養後、6月に宮崎で合宿を行う。