ラグビーのW杯ニュージーランド大会に出場している日本代表は11日、NO8・ホラニ龍コリニアシ(29=パナソニック)を登録メンバーから外し、タウファ統悦(30=近鉄)を代替登録すると発表した。

 ホラニは10日フランス戦で右膝靱帯(じんたい)を損傷し、W杯開催中の復帰が難しくなったため。トンガから埼工大深谷高(現正智深谷)へ留学したホラニは、不動のナンバー8として日本の中核を担ってきた。

 追加登録となった統悦は、日本代表として21キャップを持ち、協会を通じて「これまでW杯に出場するために、頑張ってきました。責任を強く感じています。近鉄を代表するということはもちろん、日本代表として必死に日本のために戦ってきたいと思います。そして、プレーを通して今回の東日本大震災で被災された皆さんの、少しでも力になれたらと思います。試合に出場したら激しいタックル、ジャッカルで貢献し、少しでも早くバックスにボールを出せるようにプレーします」とコメントを発表した。

 現在、統悦は日本にいるため、近日中に現地入りする。