9月に行われたボディービルの日本マスターズ選手権に出場した内藤隆之がドーピング検査で陽性反応を示し、4日から2年間の資格停止処分を受けたことが21日、分かった。最近は不注意が原因とみられる国内選手の違反が相次いでいる。

 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によると、競技会後の検査で禁止物質の興奮薬「メチルヘキサンアミン」が検出された。日本ボディービル連盟関係者は「海外から通販で購入したサプリメントを服用していたようだ。(筋肉増強作用のある)ステロイドでなく興奮剤であり、完全に不注意によるもの」と説明した。