フィギュアスケートのGPファイナルは8日、カナダ・ケベックの本番会場で公式練習が行われ、男子は6選手が勢ぞろいした。

 高橋大輔(25=関大大学院)は4回転トーループを鮮やかに決めたが、その後に臨んだ4回転フリップは1度も成功することができずに、開口一番「全然ダメですね」と苦笑い。時差ぼけがまだ直っていないようで「その中では結構できたし、明日(ショートプログラム)は集中してやっていきたい」と話した。

 羽生結弦(17=東北高)は、前日は成功確率の高かった4回転ジャンプが思うように決まらなかった。ほかの上位選手とそろって滑ったこともあり、緊張が高まった様子。「勝ちたい気持ちはあるけど、自分の中では挑戦。今日のように雰囲気にのまれることのないようにしたい」と言い聞かせていた。