<体操:豊田国際競技会>◇最終日◇11日◇愛知・豊田市総合体育館

 内村航平(22=コナミ)は鉄棒でただ一人、得点を15点台に乗せて優勝、今大会は床運動との2冠を果たした。連続技でミスが出て、演技価値点(Dスコア)の加点はなかったものの「ミスを最低限に抑えられたのは良かった」とほっとした様子だった。

 日本のエースは「ひと言で言うと来年のための1年だった」とことしを振り返った。個人、そして団体でも金メダルが期待される来年のロンドン五輪に向け「代表に入るためでなく、代表で金メダルを取るための練習をしたい」とオフシーズンをにらんだ。