<W杯スピードスケート:ソルトレークシティー大会>◇最終日◇22日◇米ユタ州ソルトレークシティー

 男子500メートルで加藤条治(日本電産サンキョー)は34秒92で14位と振るわなかった。

 レースを終えた加藤の目はうつろだった。高速リンクで男子500メートルの世界記録更新を狙ったが、2日続けて低調なタイム。体調万全で臨んだだけにショックは大きいようで、報道陣の前に姿を見せず、チーム関係者を通じて「調子は良かったが、全く駄目だった。今回はそれしかない」とコメントするのが精いっぱいだった。

 最初のカーブの出口で外側にふくらんでスピードを落とし、挽回できなかった。今村強化部長は「狙ってきた大会だけに残念。もう一度反省点を整理したい」と話した。