まさに「エア・ケイ」フィーバーだ!

 先週のテニスの全豪オープンで、日本男子80年ぶりの大会ベスト8に入った錦織圭(22=フリー)が31日、都内で凱旋(がいせん)会見を開催。国内テニス界では、過去例のない約70人の報道陣とテレビカメラ9台が駆けつけた。「この結果の重みやすごさを実感しています。向こう(オーストラリア)では、それほど実感がなかったので」と、本人もびっくりだ。

 27日に帰国後も、街を歩けば、何度も声をかけられた。「今回は本当に思った以上にすごいです」。サングラスや帽子で変装しても、「錦織さんですか。本人ですか」と、声をかけられたという。「まあ、そうですかねと、答えておきましたけど」と、国内の認知度にも驚きを隠せない。

 前日の30日に、自己の持つ日本男子最高位を更新し、世界20位となった。「トップ10にも早くなりたい」。次の目標は「グランドスラムに優勝したいですね」と、力強く「グランドスラム優勝」とホワイトボードに書き込んだ。