ロンドン五輪世界最終予選(4月6~8日、クロアチア)に出場するハンドボール男子日本代表は20日、直前合宿を行うデンマークに向けて成田空港から出発した。3度目の挑戦で五輪初出場を目指すエースの宮崎大輔(30=大崎電気)は、両足のアキレスけん痛を抱えるが「超音波などの器具も持っていくし、万全ではないが試合があるわけですから調整できなければいけない」と決意の表情をみせた。

 大会ではクロアチア、アイスランド、チリとリーグ戦で争い、上位2カ国が五輪出場権を獲得する。デンマークでは欧州の強豪クラブチームと数試合の練習試合を組む予定で、宮崎は「ボール、体の大きさが違う欧州勢と事前に試合をやって、感覚を合わせていきたい」と述べた。