柔道のアジア選手権で優勝した女子52キロ級の西田優香(26=了徳寺学園職)らが1日、帰国した。昨年の世界選手権を制した中村美里(23=三井住友海上)とロンドン五輪代表を争う中で、今大会最大の目標だった北京五輪銀メダルのアン・グムエ(北朝鮮)が出場せず、アピールができないことに西田は、1度は落ち込んだという。それでも、結果はオール一本勝ち。「負けたら可能性がゼロになるし、ただ普通に勝つだけでもマイナスになると思った」と、内容を伴う結果にうなずいた。女子の監督を務めた田辺勝・女子日本代表コーチも「文句のつけようがない」と高く評価。2人の勝負の行方は、最終選考の全日本選抜体重別(12、13日、福岡)に持ち越されたようだ。