ウクライナ・オリンピック委員会のブブカ会長は22日、ロンドン五輪の入場券をめぐり不正疑惑が浮上したゲラシュチェンコ専務理事を資格停止とし、独立委員会を設置して調査する考えを明らかにした。

 同専務理事はダフ屋を装った英BBC放送記者のおとり取材に対し、入場券約100枚の売買に応じる意思を示したと報じられた。英国でダフ屋への販売は最高2万ポンド(約252万円)の罰金が科される違法行為。

 大会組織委員会のコー会長は「英国内での入場券人気の高さを考えると、公正な管理が必要だ。非常に重大だ」と述べた。