<競泳:セッテコリ国際>◇最終日◇16日◇ローマ

 男子200メートル背泳ぎで入江陵介(イトマン東進)が1分55秒05と平凡なタイムながら前日の100メートルに続いて優勝した。

 女子200メートル背泳ぎは、五輪ではこの種目に出場しない寺川綾(ミズノ)が2分7秒73の自己ベスト記録で100メートルに続いて制覇。同200メートル個人メドレーの加藤和(山梨学院大)は2分13秒64で勝った。200メートル平泳ぎは、男子の立石諒(NECグリーン)が2分8秒85とまずまずのタイムで2位となり、マルコ・コッホ(ドイツ)が2分8秒74で優勝。女子は渡部香生子(JSS立石)が2分25秒54で2位だった。

 入江「1分54秒台を狙っていた。100メートルの結果が悪かった分、前半にスピードがうまく上がらなかった。後半の100メートルは、手応えのある泳ぎができたので良かった。後半の泳ぎがあまり崩れずに落ち着いた泳ぎができた」

 寺川「なぜかは分からないけど、気持ち良く泳げた。レースに出て合宿をしてまたレースに出るという中で、トレーニングの一環としてはとてもいい泳ぎができた。決勝は自分の感覚と記録がぴったりと一致した。すごく感触のいいレースだった」

 加藤「タイムは2分12秒台を出せればいいと思っていたので、ちょっと遅い。予選よりは体もしっかり動いていたので、泳ぎはまあまあ良かったと思う。五輪に向けては、少ない日数でしっかり自分らしいトレーニングを積めれば大丈夫だと思う」

 立石「悔しい。タイムは2分8秒台が出たので、地力はつけてきていると思う。コッホも速いし、ほかの選手もどんどん速くなってきている。本番までもうレースはない。今回すごく悔しい思いをしたのでうぬぼれも消えた。五輪へはタイムより結果を意識して練習していく」

 渡部「タイムは2分26秒台が出ればと思っていたので、よくできた方だと思っている。2位という結果は残念だけど、五輪でリベンジしたい。またしっかり一から頑張って、五輪で最高の結果を出したい」