ジュニア選手を年間を通して指導し、日本オリンピック委員会(JOC)独自の教育プログラムを実施しているJOCエリートアカデミーの修了式が11日、東京都内で行われた。4人の修了者と、関係者や在籍生が出席した。

 レスリング女子で2010年ユース五輪金メダルの宮原優(18=安部学院)は4月から東洋大に進学。20年五輪でのレスリングの除外問題については「(種目から)無くなったら、正直どうしていいか分からない。とりあえず、16年の五輪までは全力でやりきりたい」と話した。

 卓球では、11年全日本選手権ジュニアの部優勝の谷岡あゆか(18=帝京)と、11年ジュニアサーキット香港大会女子団体3位の佐藤優衣(18=帝京)が修了。4月からオークワに入社し、社会人になる谷岡は「これからは仕事と卓球の両立に励みます。世界と戦うため、日本代表に向かって努力していく」と宣言。佐藤は淑徳大に進学する。

 フェンシングの柳岡はるか(18)は東亜学園で2、3年を首席で卒業。「五輪での金メダルを達成するために努力してきた。16年、20年の五輪で必ず金メダルを獲得したい」と意気込んでいた。4月から法政大に入学する。