テニスの4大大会最終戦、全米オープン(26日開幕・ニューヨーク)を前に、世界ランキング12位で第11シードの錦織圭(日清食品)が24日、ニューヨーク市内で記者会見し「ゴールとしてはベスト8以上。ぜひ、いい結果を残したい」と意気込みを語った。

 全米オープンで最高の成績は2008年の4回戦。8強入りの目標達成へ「ここのコートもボールも好き。得意な全米で自分のいいプレーができれば可能性はある」と笑顔で自信をのぞかせた。

 ウィンブルドン選手権では古傷の左膝の違和感に悩まされた。炎症は残っているという。それでも「まだ100%ではないが、かばいながら何とかできている。調子も上がってきている」と話した。1回戦の相手は世界ランク179位のダニエル・エバンズ(英国)。錦織は「先を見ず、1試合ずつ頑張りたい」と気を引き締めた。