日本で初めて開催される卓球女子のW杯神戸大会(9月21~23日=神戸市立中央体育館)の記者会見が26日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれた。

 世界ランキング14位と、出場選手では7番目の位置で出場する福原愛(24=ANA)は「6月のジャパンオープンで優勝して、応援に来ていただいた観客の方に喜んでいただいた。今回も自分の納得できるプレーをたくさん出して、喜んでもらいたい」と抱負を語った。団体戦で銀メダルを獲得した昨年ロンドン五輪以降は「守備の戦術を増やしたり、総合的にレベルアップすること」を主眼に、練習に取り組んでいるという。

 女子W杯は、99年を除き96年から毎年開催され、中国勢が16連覇中。そんな中、05年の中国・広州大会で福原は、日本人唯一のメダル(3位)を獲得している。壁は厚いが「09年も中国選手に勝っている、いいイメージの大会」(福原)で、何とか一矢報いるつもりだ。