<アメリカンフットボール・Xリーグ:ノジマ24-21IBM>◇14日◇相模原・麻溝公園競技場◇日刊スポーツ新聞社主催

 社会人日本一を争うXリーグは、ファーストステージ(1次リーグ)の中地区、注目の「麻溝決戦」で、ノジマがIBMに24-21で競り勝った。ノジマは2勝、IBMは1勝1敗となった。

 第1Qは両チーム譲らず無得点。試合が動いたのは第2Qで、ランプレーで前進したIBMが1分33秒、QBクラフトからTEスタントンへの47ヤードTDパス(K小田倉のTFPキック成功)で先制した。

 その後は両ディフェンス陣が踏ん張り、なかなか得点に結び付かない。第3Q6分26秒、ノジマがK出沢の26ヤードFGでようやく3点を返した。さらにノジマは同Q10分19秒、RB宮幸(みやこ)の3ヤードTDラン、出沢のTFPで10-7と逆転に成功した。

 ノジマが流れをつかみかけたが、IBMも譲らない。すぐさまQBクラフトがスタントンへの7ヤードTDパスを決め、14-10と再びリードを奪った。

 地元初の公式戦で負けられないノジマは、最終第4Qに果敢な攻撃を見せる。2分9秒、QB木下が自ら走り込んでTD。再逆転に成功すると、6分30秒には木下が今度はTDパスでリードを10点に広げた。

 粘るIBMは8分35秒、RB末吉のTDランで3点差に迫る。しかし、最後は時間をうまく使ったノジマがニーダウン。地元のファンの声援に応える勝利を飾った。