体操の世界選手権(30日開幕・アントワープ=ベルギー)女子代表が21日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開した。

 初代表で18歳の笹田夏実(東京・帝京高)は「メダルは3色あるがエレガンス賞は一つ。アピールを頑張ります」と話し、2010年に田中理恵(日体大教)が日本女子で初受賞した賞に意欲を示した。

 母親でコーチの(旧姓加納)弥生さんとの親子代表となった笹田は美しい演技が持ち味で「3年後のリオデジャネイロ五輪に向けて、世界でどんな評価をもらえるか試したい」と意気込んだ。

 村上茉愛(池谷幸雄倶楽部)は得意の床運動で「メダルを狙いたい」と宣言。寺本明日香(レジックスポーツ)は「絶好調ではないので不安がある」と漏らし、主将の美濃部ゆう(朝日生命)は「得意な段違い平行棒と平均台をしっかりやりたい」と抱負を語った。

 代表4人は25日に出発する。