<W杯スピードスケート:カルガリー大会>◇第1日◇8日◇カルガリー

 男子500メートルで、格下のBクラスに登場した長島圭一郎(日本電産サンキョー)が快走した。上位選手によるAクラスの優勝に並ぶタイムで滑り、おどけたガッツポーズを繰り返して喜んだ。

 10月末の全日本距離別選手権で失格となり、W杯代表には選ばれたものの初戦はBクラスで迎えた。力みのないフォームでぐんぐん加速し、同走選手を大きく引き離してゴールした。「滑りは良くはなってきたけど、まだまだこれから」と気を引き締めた前回五輪の銀メダリスト。加藤らが低調だった中で、意地と存在感を示した。