<カーリング:ソチ冬季五輪世界最終予選>◇14日◇ドイツ・フュッセン

 女子日本代表の北海道銀行(世界ランキング10位)は、中国(同5位)に4-10で敗れ、1次リーグ2位通過となった。第2エンドに5失点とビッグエンドを許すと、その後も失点を重ね、第6エンドを終えてギブアップ(中国は同リーグ1位通過)。

 日本は上位3チームによる五輪出場決定戦(プレーオフ)で、ソチ切符を懸けて15日中国と対戦する。チーム12345678910計中

 国0 5 2 0 3 0 x x x x 10 日

 本1 0 0 1 0 2 x x x x 4 【第1エンド

 日本1-0中国】日本の後攻でスタート。中国は2投目で、ハウス内の日本のストーンをテークアウト(ハウスの外に相手のストーンを出すこと)できず、ハウス内に日本のストーンが2つ残る形になったが、4投目でダブルテークアウトに成功。日本は5投目でハウス中央にストーンを置いたが、中国の6投目で出される。日本サードの船山は6投目でダブルテークアウトを決める。その後は互いに相手のストーンを出し合ったが、日本スキップの小笠原の8投目はハウス内に残ってしまうミスショット。日本が有利な後攻で1点を取ってしまう形になった。【第2エンド

 日本1-5中国】後攻の中国は1投目からガード(他のストーンを守るために置くストーン)を置き、このガードの後ろのラインでの攻防となる。日本は6投目でナンバー1(ハウスの中央に一番近いストーン)にストーンを置いたが、ガードの後ろに隠れきっておらず中国にすぐ弾き出される。日本の7投目はガードに当たってしまった。ハウスの右側に中国のストーンがナンバー3まであり、中国の7投目はハウス左側へ4つ目のストーンを置く。日本の8投目はどのストーンにも当たらないミス。4点が確定した中国は最終投でもう1つドロー(ハウス内にストーンを置くこと)し5点目も確保。日本はビッグエンドを奪われ苦しい出だしとなった。