男子7人制ラグビーのトップチーム「サムライセブン」を発足させた、元ラグビー日本代表の吉田義人氏が17日、プロサッカー選手会合同トライアウトを見守った。

 俊敏性や体幹の強さが目を引いた4人に、22日に行われるサムライセブンのトライアウトに勧誘した。吉田氏が「サッカーは動きが俊敏だし身体能力が高ければ問題ない」と、7人制ラグビーとサッカーの共通点は多いと話した。15人制と7人制はグラウンドの広さは同じで試合時間が違う。より走るスペースが広くなるだけに、走力を要求される。吉田氏は「午前に3人、午後に1人。気になる選手がいた。あとはタイの選手も良かったけど勧誘はできないかな」と言った。午後の部で評価された磐田GK植村については「シュートの反応が早くて良かった。瞬発力は生きると思う。Jリーガーからオリンピアンを目指そうと声をかけたい」と語った。7人制はリオ五輪でも種目に入るだけに、まずはクラブチームの説明を熱心に行った。磐田GK植村は「評価してもらってありがたい。7人制ラグビーについては、今言われたばかりなのでイメージできないけど、いろいろ考えたい」。