<テニス:ブリスベーン国際>◇1日◇オーストラリア・ブリスベーン

 試合は1時間余りで終わった。あっけないほどの早さで快勝した錦織圭(24=日清食品)は「ファーストサーブが入っていなかったので80点くらい」と冷静に分析した。

 第1セットの第3ゲームをブレークすると、その後は危なげないプレーでエブデンにブレークポイントすら握らせず、格の違いを見せつけた。「相手のサーブが少し良かったが、ブレークすれば問題ないと思っていた」と振り返った。

 大会開幕日の12月29日に24歳の誕生日を迎えた。選手として充実していく時期に入り、世界のトップ10入りを目指してことしはさらなる成長を目指す。

 チリッチと当たる準々決勝に向け「(相手は)サーブがいいので、リターンがキーになると思う。サーブとリターンをしっかり練習したい」と落ち着いた表情で話した。