日本バスケットボールリーグは、日本の興行団体としては初めてチケットの二次流通を認定することを28日、発表した。

 5月に開催される同リーグのプレーオフの観戦チケットについて、インターネット上での二次流通取引市場を運営するチケットストリート社と提携。これにより、チケット購入者が自身の都合により観戦できなくなっても、出品・譲渡することができるようになる。これまでは天災など、興行自体が開催中止となった場合を除き払い戻しは認められていなかった。

 興行団体、チケット購入者双方に利点がある。興行団体にとっては、前売りチケットの販売促進が期待される。チケット購入者は、購入後に観戦できなくなる不安があったが、譲渡できることで購入意欲が増すことが予想される。また、よりいい席で観戦したい、席種を変更したいなどといった希望もかなう。

 チケットの二次流通はすでに海外スポーツで定着しており、米大リーグやNBA、欧州サッカーでも採用されている。サービスは4月1日から開始する。