昨年の全日本選手権女子個人総合で初優勝した、体操の笹田夏実(18、帝京高卒)が3日、東京・世田谷キャンパスで行われた日体大の入学式に出席した。

 式では新入生約1600人を代表して、宣誓の大役も務めた。3月は全日本の合宿と試合で多忙を極めたそうで「今日、ようやく入学式を迎えられて、今はワクワク、ドキドキ。同期も、先輩方もたくさんいるし、これからの4年間がとても楽しみです」と笑みをはちきらせた。

 昨年の全日本選手権で、菅原リサ以来、19年ぶりの親子(母娘)優勝を達成した。母弥生さんは指導の手を離れるが「コーチではありませんが、リオデジャネイロ五輪には連れて行ってあげたい」と、孝行娘の一面をのぞかせていた。