<卓球:アジア大会女子日本代表候補選手選考会>◇最終日◇1日◇東京・北区

 味の素ナショナルトレーニングセンター◇準決勝、決勝

 期待の伊藤美誠(13=スターツ)が、準決勝で敗退した。

 優勝した若宮三紗子(24=日本生命)相手に、セットカウント3-1と決勝進出に王手をかけながら、3セット連続で落とした。最終セットも、一時は8-3とリードしながら逆転負け。

 「最近は、挽回される試合が多く、守りに入ってしまっている。今日も(セットカウント)3-1になって(ポイントが)6-1になった時ぐらいから、追い上げられて気持ちが前に行かず、守りに入ってしまった」と精神面での敗因を口にした。

 平野美宇(エリートアカデミー)と組んだ3月のドイツオープン、4月のスペインオープンと2週連続でダブルスに優勝。ともに13歳でワールドツアー史上最年少優勝の快挙を成し遂げた。福原愛以来の中学生日本代表は逃したが、前日の決勝トーナメントでは、河村、森園といったトップ級を撃破した。今後が期待される中学2年生は「今大会出場者は、世界と戦っている、全日本の上位の人ばかり。いいところまで行ったと思う。若宮さんに負けた悔しさを思い出して戦いたい」と今後を見据えた。