柔道の世界選手権を終えた男女日本代表が2日午前、開催地であるロシア・チェリャビンスクから帰国し、成田空港で記者会見を開いた。

 昨年は金メダル0個に終わっていた女子は、初日に登場した48キロ級の近藤亜美(19=三井住友海上)が10代では4人目となる金メダルを獲得。金2、銀1、銅2の結果につながる勢いをつけた殊勲者は、「自分は周りの先輩方に比べて技術がないので、気持ちで戦おうと前に出ました。自分が(金メダル)第1号になりたいと意識してやりました」とはきはきと答えた。

 男子は金2、銀1、銅1。金メダル3個以上を目標にしていた男子の井上康生監督は、「若手にもう少し結果を出させてあげたかった。我々はこの結果には満足していません」と述べた。