<テニス:全米オープン>◇第13日◇6日◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター

 男子テニスの日本のエース錦織圭(24=日清食品)が、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4、1-6、7-6、6-3で破り、日本選手として4大大会男女シングルスで史上初めて決勝進出の快挙を成し遂げた。

 8日(日本時間9日早朝)の決勝の相手は、準決勝のもう1試合で世界3位のロジャー・フェデラー(スイス)を下した世界16位のマリン・チリッチ(クロアチア)に決まった。

 世界11位の錦織は切れのあるショットでジョコビッチの堅い守備を打ち破った。大会後発表のランキングで8位以内に上昇し、自己最高の9位を更新することが確定した。

 錦織は4回戦で世界6位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、準々決勝で4位のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)をいずれも4時間を超える大熱戦で連破し、日本選手として1918年の熊谷一弥以来96年ぶりの4強入りを果たして勢いに乗っていた。