<柔道:グランドスラム東京2014>◇第1日◇5日◇東京体育館◇女子48キロ級ほか

 女子48キロ級を連覇した世界女王の近藤亜美(19=三井住友海上)は「去年もここから飛躍したので、今年も勝ててうれしい」と笑顔で言った。

 実力通りに勝ち上がり、決勝では「最終目標」と話す浅見八瑠奈(26=コマツ)と公式戦で初対戦。「技術の面では及ばないので、気持ちで勝とうと思った。チャレンジャー精神でいきました」と話す通りに思い切った柔道で元世界女王を圧倒。開始直後にともえ投げで有効を奪い、そのまま優勢勝ちした。

 「練習ではいつも、ボコボコにされていた」という浅見に勝ったが、近藤におごりはない。「もっと練習して、次は技術で勝てるようになりたい」と話せば、19歳の勢いに飲まれた浅見は「まだまだやれることはある。また、やりたい」とリベンジを目指して話していた。