<高校ラグビー:コザ63-0山形中央>◇1回戦◇28日◇花園

 コザ高(沖縄)のベンチから、青い目のマネジャーが声援を送っていた。フィンランドからの留学生、モハンマディ・レイラさん(2年)だ。イラン人の父とフィンランド人の母を持つ。

 日本の歴史に興味を持ち、中でも魅力を感じたという沖縄に今年4月からやってきた。来日して約8カ月、すでに日本語はほとんどペラペラだ。

 ラグビー部には当真豊監督の誘いで入部した。現在はマネジャー兼カメラマンとして、自前の一眼レフを持ち歩く。フィンランドには部活動がなく、スポーツは地元のクラブなどに入ってお金を払わないとできないものという認識だそう。レイラさんは「部活も初めてだしマネジャーという仕事の存在も知らなかった」と笑う。

 3月には帰国するというレイラさん。日本を離れるその前に、最高の思い出を大阪でつくるつもりだ。