バレーボールの全日本男女選抜大会第1日(大阪・ボディメーカーコロシアム)の1日、前代未聞のアクシデントが起こった。

 パナソニックの伊東勇樹(25)が1次リーグの星城高(愛知)戦の練習中に、レシーブで床に飛び込んだ際、コートからはがれた細長い木片の一部が腹部につき刺さった。そのまま救急車で大阪市内の病院に運ばれた。手術を受けて入院となった。会場には警察が駆けつけて、現場検証を行うなど、ものものしい雰囲気に包まれた。伊東の練習相手を務めていた元日本代表で五輪出場経験もあるベテラン山本隆弘(34)は「マジか?」と驚いた。大阪府バレーボール協会の河合信行理事長(68)は「聞いたことがない」と困惑していた。