北京五輪競泳男子400メートルメドレーリレーに日本の第4泳者(自由形)で出場した佐藤久佳(21=日大、苫小牧啓北中出、写真)が17日の決勝で銅メダルを獲得した瞬間、道内も沸き返った。

 佐藤の母校、苫小牧啓北中ではテレビ観戦会が行われ、約300人が応援。見守った祖父小森忠雄さんは「3位に入れて本当に良かった」と、快挙を成し遂げた孫の姿に目を細めた。また、高橋はるみ知事は「五輪初出場ながら持てる力を存分に発揮して見事にメダルを勝ち取った姿は、感動と喜びを与えてくれました。佐藤さんのような素晴らしい選手が北海道から誕生したことを、私たちは誇りに思います」との談話を出した。